赤沢宿・台ケ原宿

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項     目 場  所 備  考
・赤沢宿 早川町赤沢 赤沢宿は身延山詣の宿場町として発展した集落でした。往時は日蓮宗の総本山である身延山久遠寺と日蓮宗の守護神である七面大明神(七面天女)を祀る七面山の両方を詣でる為、数多くの参拝者が訪れ大きく繁栄しました。特に江戸時代中期以降は一般庶民にも行楽的な志向が高まり、旅をする人達が増大しその目的地の1つとして身延山や七面山が対象の1つとなりました。久遠寺から七面山には1日以上の行程がある事から、久遠寺や奥之院を参拝してから赤沢宿で宿泊し、明朝に七面山を目指すのが一般的な経路で最盛期には9軒の宿泊施設では賄いきれず、集落内の民家にも参拝者が利用したそうです。しかし、戦時中から参拝者が激減し、さらに自家用車の普及と山麓までの車道が開通すると、赤沢宿を利用する人が少なくなりました。現在でも当時の旅館を営んでいた建物群が残され国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
・台ケ原宿 北杜市白州町 ・台ケ原宿は甲州街道の宿場町として整備された町で往時は本陣や脇本陣、問屋、旅籠などの施設が設置されました。本陣は小松家が代々その任を担い、屋敷の規模は間口18間、奥行19間、坪数351坪、建坪92坪、表門や式台付の玄関、上段の間などを設けた書院造の主屋が設けられていました。現在は多くが失われていますが敷地正面には慶応3年に「秋月講」が設けた秋葉大権現常夜石燈籠が残されています。脇本陣は代々北原家が担い、特に高遠藩の御用商人として豪商や造酒屋(造り酒屋・山梨銘醸・銘酒七賢)としても名を馳せました。現在でも嘉永7年に建てられた建物が残されており台ケ原宿を代表とする町屋建築(山梨県)の遺構として山梨県指定文化財に指定されています。台ケ原宿には現在も落ち着いた町並みが残されている事から「日本の道100選」に選定されています。
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